地域のちょっといい話

子どもの育つ環境

2008.02.14

現代社会は、つくづく、子育てがしにくい時代だと思います。

事件事故は増加している、情報は氾濫している、地域での関係は希薄化している、親の職場環境もよくならない・・・

先日も、不審者事件の増加のお話をしましたが、残念ながら、容易に、子どもを外に遊びに出せない状況になっています。
実際、遊びや習い事の送迎に、親御さんたちはずいぶん苦労なさっているようです。

自分が子どもの頃、あちらこちらの空き地で、基地を作ったり、探検をしたり、暗くなるまで遊び歩いた体験を思い出します。
自分の原風景になっている体験を、今の子どもたちに味あわせてやれないのは、本当に残念に思います。

どうにかして安心して子育てができる環境にしていきたい、という思いはあるのですが、国レベルでの対応が求められる面もあり、一挙全面解決、というわけにもいかず、地道に進めていくことしかできそうもありません。

そんな思いを日々抱いておりますが、本日の午前中は、本業の業務をいったん中止し、地域の児童館運営委員会に出席してきました。

地域の小学校校長、PTA会長、保育園園長、主任児童委員、警察少年課、子育て支援団体関係者etc.が定期的に集まり、地域の子育てに関する情報を交換し共有することで、地域で子育てを見守っていこうという試みです。

どの子育ての現場からも、現状には多くの問題があると指摘する意見が多く出されましたが、共通していたのは、地域で連携しながら子どもを見守っていく必要がある、という意見でした。

子どもの育つ環境を守るのは、子どもではなく、大人しかできません。

本日開催された児童館運営員会は、地道なようですが、地域での顔が見える関係を築く機会となり、着実に、子育てしやすい地域にしていくための架け橋となるはずです。

少しずつ、だけど、着実に・・・これは、私のモットーでもあります。

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