日々雑感

新緑の甲府

2014.05.08

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今日は甲府へ出張でした。

中央本線の笹子・大日陰トンネルを抜けると,車窓の風景が一気に甲府らしくなりました。

広がる果樹畑やブドウ畑 ・・・東京に比べると,木々の緑もまだ淡い色合いです。

この冬の大雪の被害が心配でしたが,

見る限り畑では収穫に向けた準備がしっかり始まっているようで安心しました。

 

ところで,甲府といえば,NHK朝ドラ『花子とアン』で一躍脚光を浴びていますね。

実は,私もビデオ録画して毎晩チェックしています。

貧しい中で勉強することの大変さ,女性が自立することの難しさ,翻訳への目覚め・・・等

見どころはたくさんあると思いますが,

主人公が連発する「てっ!」,「じゃん」,「こぴっと」等の聞きなれない甲州弁も

とても興味深いと思って観ています。

 

この方言について,地元の方からお話を伺うことができました。

「てっ!」という語は,感動,感嘆,尊敬の念を表し,

通常は,単独ではなく,「・・・じゃん。」という表現とセットで用いるようで,

たとえば,「てっ!すごいじゃん。」などと使うそうです。

 

「こぴっと」という語は,「きちんと」という意味だそうです。

「こぴっとやりとげよう。」などと使うそうです。

 

 

 日中の仕事を「こぴっと」終わらせた後,

帰路の電車までの時間が少しあったので,甲府駅北口広場を散策しました。

甲府の裁判所へはある案件で10年ほど前に通っていた時期がありましたが,

その頃とは比較にならないくらい駅前がきれいに整備されていてびっくりしました。

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この建物は,「藤村記念館」といって,明治8年に小学校として建てられた建物を

移築したものだそうです。

和洋折衷の建築スタイルがとても目をひき印象的な建物です。

 

朝ドラの主人公のモデルの村岡花子さんが学んだ学校ではありませんが,

明治時代の学校の雰囲気がどことなく伝わってきますね。

 

中には昔のままの机・椅子を並べた当時の教室が再現されていましたが,

ちょうど近所の小学生が遊びにきて,先生と生徒ごっこをしており,

明るい笑い声を聞くうちにタイムスリップした気持ちになりました。

こんな素敵な小学校で学べた当時がうらやましく思われたことでした。

 

 

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