法律よもやま話

憲法週間

2014.05.02

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今日は,東京都心で今年最初の夏日となったそうです。

日差しの眩しさに目がくらみそうになりながら有楽町線の桜田門駅から地上に出て

裁判所に向かいましたが,今日はひときわ法務省旧本館が堂々と見えました。

青い空に赤レンガがよく映えて,青々と茂ってきた街路樹の緑ともよく調和しています。

 

仕事を忘れてしばし眺めていると,

どこかのヨーロッパの街に疑似旅行に来た気分にもなります。

 

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視線をずらすと,その先には,東京地方裁判所。

そうです,やはり気分を仕事モードに戻さなければなりませんね。

 

この赤レンガ棟は,明治28年,ドイツ人建築家により司法省として竣工されたものですが,

その後,第二次世界大戦でほとんどが焼失したそうです。

戦後,復旧工事が行われたのですが,明治28年の創建当時の姿に復原するために,

平成3年~6年まで復原工事が進められ,現在の威容を示す建物となりました。

ドイツ・ネオバロック様式を含む赤れんが棟の外観は,

平成6年12月に国の重要文化財に指定されているそうです。

法務省のHPには詳細が説明され,当時の写真も掲載されており,大変興味深いです。

 

法の歴史を振り返ると,先人達が重ね続けてきたものの重みを感じざるを得ません。

折しも,明日は5月3日の憲法記念日。

そして,5月1日から7日までの1週間は「憲法週間」と定められています。

憲法に関して色々な考えが表明されるようになってきましたが,

この機会に,憲法の定める国民主権,平和主義と基本的人権の尊重を定めた

日本国憲法の意義や憲法の精神を改めて考えてみたいものです。

 

 

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